Chris Brokawの新作「I Was Born, But...」asin:B000667GUA々と仕事する。このひとはバンドじゃなくてソロ多重録音。聴いたことがある02年の2nd「Red Cities」asin:B000066JHJ、ちょっとCalexico的というかマンザネラ的というか(メキシコ、スペインっぽいというか)な曲想で、さらに凝ったノイズ音響の重ね方だったりする、カラフルなギターロックだったけど(なにを言ってるんだ>自分)、今回は、よりモノトーンなエレキとアコギによるサウンド。曲によりドローンだったり、妙にフォーキーだったり、R&Bぽかったり、60年代ぽかったり、WIREぽかったりする13曲のインスト。現状報告的なスケッチ的な多様な曲とアプローチ。そこはかとなくセンチメンタルな。
いまは、Tiny Tim「Live! At The Royal Albert Hall」asin:B0000DJYPO々と仕事する。オーケストラをバックに朗々(とは言わないか)と歌い、ウクレレを奏でる68年のコンサートの録音。コンサートではBonzo Dog Doo Dah BandとJoe CockerとPeter Sarstedtがゲストってのも豪華だなぁ(この盤には入ってないけど。前座ですかね)。男のファルセットには、人を振り向かせるものがあると思うよ。楽しい楽しい26曲73分。