2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2007年どころか永遠の1枚:Mitch Easter「Dynamico」Electric Devil

今年の最高の録音ということで番外です。基地外ともいえる。 まず、ギターがハードロックだということ。曲の構造自体がメタになっているということ。メロディフックは、メロディフックが目的になっていること。本物の弦なんか使わないこと。可能なとこは全部…

2007年の10枚:Joe Ely「Silver City」Rack'em

今年のJoe Elyの2枚リリースだが、やはりこの自分のアコギ多重録音とJoel Guzmanとのデュオの録音が、個人的にはベストです。本も買います。読みます。 楽曲の力と、歌唱の深さ。連続30回とか聴いたけど、まったく色褪せない。なんで、Joe Elyにひっかかって…

2007年そのほかの数枚

今年もいろいろ聴き逃しているなぁ。でも今年は、Townes Van Zandt没後10年が個人的には重要なテーマだったので、そっちに時間をかけました。有益な時間でした。 再発ですが、まさかのTrue West1枚目/2枚目カップリング復刻「Hollywood Holiday Revisited」…

2007年の10枚:Robert Plant & Alison Krauss「Raising Sands」Rounder

時間がない。 - どちらかというとR&Bめいたサウンドといえるが、とにかくこのバンドサウンド自体が、この録音を何回も聴きたくなる大きな理由でもある。この音の隙間の多さと、そこを埋める想像力。中学生にでも戻ったような、余計な想像力をはたらかせまく…

2007年の10枚:Wilco「Sky Blue Sky」Nonesuch

笑ってはいけないは録画してます。風呂つくり中。年明けまでまったりと音楽でもききましょう。テレビになにするか指図されとうないわ、くわっ。 - 前にも書きましたが、自分にとっての現代のジョンはJeff Tweedy(ポールはWill Kimbrough)。その絵がぴった…

2007年の10枚:Gurf Morlix「Diamond To Dust」Blue Rose

談志の噺が観れるとは思わなかった。 - スワンプじゃないよ。ジャスト、ロックアルバム。鬱な録音でもあり、快作とはいえないだろう。バランスとしては、フォークにやや傾いているが、それは言葉が大事だからだろう。個人的には、1枚目のような諧謔がもっと…

2007年の10枚:Vermilion Sands「Reverb Overdub」Avex

21時からは、談陳。あと5枚ありますね。 - 関西の大編成ライヴダブグループの2枚目のスタジオ録音。グルーヴってのは、優雅なもんじゃない、という自分なりの結論。そろそろライヴが欲しいデス。REVERB OVERDUBアーティスト: VERMILION SANDS出版社/メーカー…

2007年の10枚:林栄一「Birds and Bees」Studio Wee

今年は家で蕎麦をうでる。てんやでてんぷらを買う。リッピングしなおしに夢中になる。 - 林ひとりの多重録音と、数曲での外山明とのデュオ。偶然にまかせ吹きさらすのではなく、丹念に構想し構築していった録音。もうフォークとしてもよいのではないか、とい…

2007年の10枚:Future, Cloud & Radar「Future, Cloud & Radar」Future, Cloud & Radar

ビッカメでMDR-EX90SLを買ってしまう。浅尾さんの水着をみてる場合じゃなかった、忘れてた。 - 90年代オースティンのパワーポップなCotton MatherのRobert Harrisonの復帰作といっていいでしょうか。しかし、いきなり2枚組。しかしこれが、すばらしい。Cotto…

2007年の10枚:Ken Vandermark/Adamu Lane/Magnus Broo/Paal Nilssen-Love「4 Corners」Clean-Feed

さて、餅を取りにいってついでに池袋でちょっと買い物する。 - 今年は個人的にKen Vandermark(reeds)の年だった。しかしこの録音はAdam Lane(b)の攻撃的なダブルベース。Vandermark的なハードバップ的グルーヴとフリーの混沌さに、ポストパンク期の音楽にあ…

2007年の10枚:Great Lakes Myth Society「www.myspace.com/gwilowen」Quack!

実家に餅を取りに行こうと思うも留守で、手持ち無沙汰。やっぱり5枚は無理で、10枚に変更しました。 - 今年になってはじめて気がついたミシガンのグループ。中心メンバーは、元The Original Brothers and Sisters of Loveということで、さらに入り組んだポッ…

2007年の10枚:Beaver Nelson「Exciting Opportunity」Freedom

いかん、すっかり忘れて、家の掃除に熱中してた。ここに引っ越して以来10年近く掃除してないとことかきれいにして。掃除は楽しい。 - そういえば、地元に住み始めてすぐに「Last Hurrah」だったんだな。禁を破って、鎌倉までショウを見に行ったのは正解だっ…

国立から水道橋経由地元

6時には仕事をしまい、御茶ノ水から国立へ。峰トリオを観るためだが、信じられない瞬間が数限りなく。まず、峰厚介の自由さをなんとしても、聴いて欲しい(誰に)。そして、子供のような老人(失敬)2名を包み込むような、安東昇(b)に拍手。しかし、とにかく…

仕事納め

今日で年内最終なので、資源ゴミ出しのために朝8時に出社する。それから、掃除など続ける。掃除は楽しい。今日は早くにしまって、国立のジャズバーに出かけて峰厚介/古澤良治朗にベースのライヴを観るつもり。 掃除しながらぼけーと考えていたこと。 パワー…

Seam「The Problem With Me」93年

90年代初期のチャペルヒル・シーンで重要なバンドのひとつSeamの2枚目。このときは、すでに、SuperchunkのMac McCaughanは脱退していて、オリジナルメンバーのBitch MagnetのLexi MitchellとSooyoung Parkが中心に、Craig WhiteとBob Risingという編成。シカ…

The New Year「The End Is Near」04年

Touch & Goから04年にリリースされた、元BedheadのKaden兄弟のその後のバンドの2枚目。バンド名から新年最初にもってこうようかと思ったが、やっぱり陰気すぎるかと思って、「終わりは近い」のほうの意味で。 枯れたフィードバックギターとアコギに、朴訥と…

Chris Potter Underground「Follow The Red Line」07年

話題(らしい)のChris Potterの今年作。 Potter(ts)/Craig Taborn(fender rhodes)/Adam Rogers(g)/Nate Smith(ds)。ヴィレッジヴァンガードでのライヴ録音。 このメンバーでスロウなバラードとかは、ちょっとあれだが、大半はゴリゴリした弾きまくり叩きま…

The Vandermark 5「A Discontinuous Line」06年

Atavisticからのリリースになる、Vandermark 5の06年作。Ken Vandermark(bs,bc)/Dave Rempis(as,ts)/Fred Lonberg-Holm(cello)/Kent Kessler(b)/Tim Daisy(ds)のフロント2管でのゴリゴリ押し倒すようなスウィングするフリー。けれど、わりとテーマは構成的で…

あっちこっち

22日は仕事に出て、ついでに秋葉原でiPod Touch買う。8GB。夜から国立に移動して、ジャズバーにて新譜試聴会。ビール2本と生1杯とラムショットで1杯に、いろいろ食べる。4000円くらい。そのまま終電を逃し、某氏と某所へお世話になる。AM6時すぎに南武線に飛…

復帰か

急に熱が出て、なにもできないまま、2日がすぎました。仕事はどうやら一段落模様だったので、そちらに影響はないものの、さて、今日からの宴会週間を生き延びられますやら。 倒れているときの小康を縫って、昔からの知人に会う。この業界ではかなり有名人に…

ほごもご

ワープアIIIを観て、いたたまれない気持ちになる。雇用は自分が会社を作った理由の大きなひとつなわけで、来春からの採用開始は絶対と決める。 ひさびさに家で仕事をして、時間があるので、「リアル」とかやっと読む。 風邪めいて、咳が止まらず、そのせいで…

12/16アルバルク-シーホース

越谷まで、アイシン戦を観戦に。完敗ですな。よい材料がない。 最初のうちこそ、アウトサイドが決まって、リードを奪ったがそれ以降は終始アイシンの試合だった。 やはりアイシンは高い。桜木と竹内公がいるインサイドは、たとえキャンベルでももてあます。…

くるくるくる

今日は、会計士の先生に相談事。さらに、別な税理士の先生にアポとったりしたが、会計士の先生におこられる。税理士はやめる。社労士の営業がきて、話をきくと、労働保険(雇用保険と労災保険)は、社会保険(厚生年金と健康保険)とセットじゃなくても、加…

神田藪で忘年会

会社の忘年会で、神田藪で夕方を過ごす。18時から開始。なにしろ、19:30がラストオーダーですから。 今日はなにを聴いた?といわれれば、家を出たときには、Kristin Hersh、会社ついてからは、iPodに入ってるのをアルバム単位で順番に。ふと、オフィスの会話…

Mark Kozelek「Little Drummer Boy - Live」06年

Red House Painters/Sun Kil MoonのMark Kozelekは、ソロではアコースティックギターの弾き語りによるフォーキーなカヴァー曲のみのアルバム/ミニアルバムを01年に数枚、録音している(ほぼ全曲AC/DCカヴァーだったりしますが)。この盤は、03年から06年にか…

新聞読んだら、Led Zeppelin再結成コンサートの記事で、なんとなく、がっかりしましたよ。でも、Plantの心は、きっとそこにない(本気の妄想)。

Robert Plant & Alison Krauss「Raising Sand」07年

なんともすばらしい。ため息出まくり。録音は、ナッシュヴィルとLAとハリウッド。レーベルはRounder。で選曲はカヴァーばかり、Canned Heat、Every Brothers、Hollies、Byrds、Townes Van Zandt、Doc Watson、Little Miltonという60年代からこっち、という次…

岡田勉「Happiness」07年

ひょっとして初リーダー作なのか、岡田勉(b)「Happiness」を聴く。先日御茶ノ水ユニオンのジャズ館にて購入*1。 岡田/峰厚介(ts)/村上寛(ds)/野力奏一(p)のレギュラー(らしい)カルテット。自身のTOASTからリリースで、今年の10月10日の東京Jay-J's Cafeで…

Midlake「The Trials Of Van Occupanther」06年

テキサスのDIYな70年代ソフトロック/都市フォークロック懐古バンド、Midlakeの2枚目。最近のこういう傾向な人々は、DIYポップというのも忘れるくらい凝ったものが多いが、これも参るなぁ。柔らかだが陰のあるコーラスといい、軽いドラムの音といい、ほんとAm…

シュトックハウゼン逝く

土日は、親しい親戚の葬儀があり、受付などたのまれる。日曜に家に戻ると、読んでなかった新聞の訃報欄にて、シュトックハウゼンの死に触れる。このひとの音楽の大望のなさ、みたいなものについてなんか書けるかなと思ったけど、うまくいかなかった。ケージ…