短信

  1. コード、コード、コード。
  2. へたりこんで聴いているのはThe Gourds「Bolsa De Agua」。前作「Ghost Of Hallelujah」のカラフルさから、さらにJDGの凶器的なスライド追加でウネウネしたグルーブがさらに強化。曲想も多様というか意図しない快感のみでの雰囲気編集感覚で、またぞろ変な例えであれだが、中期Led Zeppelinのようだ。テキサスのレッドツェッペリンです、みたいな紹介。
    1. てなこと思って、オリジナルとの距離からくる誤解による変異のテキサス版とか思う。ウィスコンシンでTelevisionをやるとViolent Femmesになっちゃったみたいな。英国やNYやLAやアフリカンの音楽を聴いて「あああ、これこれ、これだー」と思いながらも演ってみると、自分のローカルな語彙やら食ったり飲んだり吸ったりしてるもんから、こんなになっちゃってる、みたいな*1。そればっかりとはいわんが、The Gourdsの音楽のちょっとした部分は、こういうとこからきてるような妄想。
  3. もともとルーツロックにリスナーとしてのルーツがあるわけでもなく(The BandとLittle Featと後期The ByrdsとMetersはまた別な広範囲のベースとでもいえるようなものですから。これらが好きだからというのは、なにかを宣言しているわけではないと思います。プログレマニアやパンクスだってガーンとくる。Ry Cooderは懐メロ趣味として聴いてました)、現在のこっち方面へ関心の種火というのは、やっぱりR.E.M.とCamper Van BeethovenとSouled Americanです。R.E.M.は生きてるんだが死んでるんだか、CVBは死んで生き返り楽しい老後を送っており、SAは空気の中にに消え行えていった。
  4. カントリーをルーツに持つ曲では、やはり股旅もの*2が好きです。Cash/Dylanの「Wanted Man」とか、TVZなんてほとんどの曲がそうですよね(ちがう)。股旅の持つ独歩感覚って、パンク的DIYとはまた違う「自分でやる」って気持ちを強くしてくれます。近年ではPaul Burchの股旅ものが好きです。Beaver Nelsonには股旅ものあるかな。

*1:レゲエを思い出そう

*2:自分の勝手な分類