Slo Leak「WHen The Clock Strikes 12」99年TVT ASIN:B00000JXQQ を聴いてる。

ファンキー白人、ダニー・クーチマーがやってたこのグループというかプロジェクトについての言及が非常に少ないので、正体がほとんどつかめてない。クーチと、ポール・バターフィールド・ブルースバンドのベースだったハーヴェイ・ブルックスと若手ブルーズマンのチャーリー・カープで90年代に始まったが、このアルバムのときは、ブルックスは抜けてる(サンプリングされてるけど)。

で、1stは聴いたことがないがモダン・ブルースといったフォーマットだったらしい。が、この2ndはなにかというと、打ち込みのブルース。
基本フォーマットは、どこまでいってもブルース。ジョンスペはまがいもの、と感じられるぐらいブルース。で、クーチがドラムマシーンをプログラミングし、過去の音源をヴィニールからサンプリングし、ループをつくり、その上で、ギターを弾き、カープが濁声で歌う。つまり、ギターとボーカル以外はほとんどサンプリングとドラムマシーンでできてるんです。プロデュースと録音はクーチ。

当時これを聴いてびっくりして、こういうシーンがあるのか、といろいろ探したけど、同様な試みは見つからなかった。ハードコアなブルースをヒプホプで。

なんちゅーかっこよいオヤジなのでしょう>クーチ。ジャズでもこういうのでてこないかな。