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NHK BSで、スケッチショウ＋坂本龍一を見る。やっぱりテレビだと音が聴き取りにくい。
えーと。同じじゃないんだ、他と。音色やトリートメントの結果は似てるんだけど。
まずメロが全然。妙にオリエンタルな響きのメロ。細野晴臣の音数の少ないベースギターにファンクネスの正統性を感じるとこ。そして、高橋幸宏のエレクトロニックパーカッションをずっと叩いてるとこ。肉体性と無縁じゃない音楽なんだな、って単純だけど実感する。そして、彼が歌うこと。
テクノにはもっと凶暴さや空虚さや強力な裏メッセージを背後に感じてた。しかしエレクトロニカな音楽とは、どうしてこう幸福感と、センチメンタルさに満ちているんだろう。客席にカメラがパンすると、みな笑ってる。なんか不思議だな。自分なら泣いてるね。