到着

  1. Kitsune-Bi [FROM US] Satoko Fujii ¥1,860 asin:B00000I0VY
  2. Ko Ko Ko Ke [CD] 田村夏樹 ¥2,494

Ko Ko Ko Ke

藤井郷子pのニューヨークトリオの99年作と、あちこちで評判のいい田村夏樹tpの今年のソロ作。今年最後の今年発表作の購入かな。
さっそく聴いてるが、これはいいなぁ。コンポジションがどこまでかは、わからないが、トランペットとオノマトペによるソロインプロヴィゼーションと、とらえてみる。ヘンリー・カイザーによれば両者に違いはないそうだから。AEOCとか単純に連想してしまうが、3回聴いたあと、トランペットから出る音の、声と声から延長された部分と、その楽器自体が鳴っているような部分と聴き分けようとしてる自分に、ちょっと意外な感じがした。いや、なんか2人いるような気がしちゃうんだ。

ジャズを再度聴き始めて気がついたことは、フレージングやテクニカルな面より、ミュージシャンのあまりに多様な音色。
ロックやエレクトロニカにおける電子楽器やある種の電気楽器の使い方のコピー・引用による、過去の経験に依存する感情の想起を狙った操作みたいなテクニックを、自分について適用されたときになぜそれを感じたか、を近年はよく考えている。それが関心の中心といってもよかった。
しかし、それとは別に音色という方面に再度目をむけることができたのは、ジャズという音楽の特色がそうだったから、と思える。自分は読んでないが(読むことは当分ないと思う)あのバークレー本には、音色についての言及はあるのだろうか。

たとえば、MonosやJohnathan Colecrough(両者の今年の作品は傑作といってかまわないだろうと思う)、Rafael Toral(今年のサインウェーヴを使った作品はいまひとつ自分とはそりがあわなかったけど)を鑑賞するのと同じ視点で、自分の持っている音源をいまいちど聴き直してみたくなってる。


とかなんとかいっちゃって。ベスト5、なかなか決まらない、デス。

          • -

ちょっとリライト。あまりにひどすぎて。まあ日記だけど。ほんとは、ジャッキー・マクリーンの音色について書こうと思ったんだけど、ビヨンド・マイ・アビリティですた。