到着
- The Life Aquatic With Steve Zissou ￥2,296
映画「ライフ・アクアティック」のサントラ。映画をこないだ観たもんで。
まず映画のほうの話。サイトには抱腹絶倒とかあるが、いやあ、そんなもんじゃなくて、ひたすらゆるーい笑い。ところが、これが素晴らしい。探検隊やその周辺の登場人物のキャラが立ちまくりで、もう全員愛してしまいそうです。
最近爆発的なパワーで押してくるような、あるいはディティールが緻密な、そういうコメディばかりを目にしていましたが、このゆるさ。セットや映像、ストーリーの極端なチープさを背景として、ビル・マーレー、ケイト・ウィンスレット、ウィレム・デフォーと達者な役者たちが、自分のキャラを丁寧に演じていて、すごく引き込まれてしまう。もう1回みたいなぁ。女も出てくるが、男〜少年臭い映画ですね。
映画もよいんだが、音楽がまたよいよ。
いきなり、序盤にデヴィッド・ボウイでおお、っとつかまれる。で、探検隊員で出演してるフランスのスー・ジョルジュがかなりのシーンで、ボサ風にギター1本で弾き語りしてます。おそらくアテレコじゃなくてライヴで。しかもよく聴けば、全部デヴィッド・ボウイのカヴァーなんですよ。ポルトガル語で。ボサで。
最後も彼の弾き語りで終わって、よいなーと思ってエンドクレジット（これもボウイ「Queen Bitch」)みてたら、音楽 by マーク・マザーズボー。DEVOの。なんか、探検隊のテーマとかブリーピーなオールドスクールテクノで誰だこれ、とか思ってたのよな。で、サントラ買ってきたら、最初のころのシーン（映画祭かなんか）でのバロッキー（あ、バロック風）な音楽も、彼の作曲だった。
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どうやら世間では、セウ・ジョルジで通ってるらしい。次からはそうするよ。訂正めんどい。
