藤井郷子「Something About Water」96年を聴いてる。紙ジャケ再発のやつ。前半がポール・ブレイとのピアノデュオ、後半が彼女のソロピアノ。ドラムとのデュオやカルテットでのガンガンくるのとは違い、静謐で思弁的な演奏。今日みたいな雨の日にはあう。
ジョン・サーマン「Way Back When」69年。Surman(bs,ss)、John Tayler(el-p)、Brian Odger(el-b)、John Marshall(ds)、2曲でMike Osborne(as)。非ファンク系の英国的なジャズロック。未発表アルバムだそうで、しかし内容はなかなか素晴らしい。特にドラムは当時の硬い軽めの音なんだが、目の細かいシンバルとスネアによるシーツを広げ、その上でサーマンの流れるようなしかし感情的なサックス。よい。
サムシング・アバウト・ウォーター(紙ジャケット仕様) Way Back When