到着

  1. "Spaces [Bonus Tracks]" Larry Coryell; CD; ¥ 1,504+340

Spaces
昨日着てた。で、記憶違いもはなはだしく、69年の録音だった。75年くらいかと思ってました。Vanguard。Coryell(g)、John McLaughlin(g)、Chick Corea(el-p)、Miroslav Vitous(b)、Billy Cobham(ds)。ただ闇雲にジャムるような演奏ではなく、アートロック的な雰囲気もあります。十分にプロデュースされてるように聴こえるという意味で。
1曲目は、コリエル的なアップテンポのジャズロックチューン。2曲目は、アコギ2本の激しいインタープレイ。3曲目は、ヴィトウスのボウ弾きのベースとのデュオのスコット・ラファロ曲。4曲目、ヴィトウス、コブハム、リズムギター的(とはいうものコリエルのソロに絡むようにシングルノートのライン弾きまくったりするけど)なマクラフリンの4人のインタープレイでジャジーなホットチューン。5曲目は、コリアのエレピをフィーチャーしたメランコリックなテーマ(コリエル嫁作)のリリカルなチューンで、リズムが自由に変化する、70年代初期な雰囲気。ECMとか。6曲目はエンディングな、短い曲。
で、この紙ジャケ再発のボーナスで、2曲合計20分が追加されてる。7曲目は、全員での11分のラリー・ヤング曲で、エレクトリックなジャズとして良い意味で典型。マクラフリンのギターやコリアのエレピのバッキングでのクラスタ的な響き(グギャギッってやつ)や、抽象的なギターソロ。8曲目の8分の本人作も同様だが、もうちょっとジャズ的。
全体的に、コブハムが叩きすぎず、シンバル中心なのが、ジャズ的な雰囲気のベースとなってると思う。