到着

  1. V.A./soundCD no.2

Total $20-
個別にいくらかわからなくなってしまった。たぶんサイトで直接注文したから本体が$12あとは送料だろう。
ロスのThe Society for the Activation of Social Space through Art and Sound (SASSAS) が99年から開催している、米国作曲家の現代音楽作品のライブパフォーマンスのシリーズであるsoundのから録音したもの。これは2集目で、コルトレーンの最晩年である67年のラシッド・アリとの「Interstellar Space」から「Venus」をフリージャズ領域の白人ミュージシャンGregg Bendian(perc)とNels Cline(g)による02年の再演が自分の目玉。浮遊感とかじゃなくて、がっしと地についた空気(へんな表現だ)のような、白人アメリカーナ的解釈といってもいいでしょうか。だめですか。
あとはCageのプリペアドピアノ曲と「4'33''」をTone Roads Chamber EnsembleのJames Tenneyが演奏するというパフォーマンスや、彼のケージに捧げられた(捧げたのか?)打楽器曲や、Carl Stoneのエレクトロアコースティック領域の(←ちがうなぁ。最近の作品はまったく聴いてないのであれだけど、ループじゃなく、アンビエントでもなく、でもその場で産み出される音楽なのは間違いない。こういう小分類苦手)転がるようなパフォーマンス、Ecstatic Peaceから90年代に作品を発表していたPolar Goldie Cats(Slint/Shellac的ロウファイでミニマルな反復。よい)、あとまったく知らないErin Barnes(vib)/Kraig Grady(b)/Sara Shoenbeck(bassoon)/Dave Shaffer(perc)というひとたちのチェンバーロック的な演奏(これ発見かも)。
http://www.soundnet.org/recordings/soundCd2/index.shtml

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チェンバーロック的と書いて、んーそういうもんでもないな、と思ってちょっと追記すると、Pinetop SevenやSinister Luck Ensembleみたいにルーツ寄りではなく、Boxhead Ensembleみたいなフリーインプロ的でもなく、Pullmanみたいな室内楽的なもんに近い感じで、仮想サウンドトラックみたいなところがあって、ジャズ的じゃないし、テクニカルな感じもしない。パーカッションの感じから、東南アジア的なものと西洋的なものとの折衷に感じられる。