到着

  1. Cycle des Souvenirs [FROM US] Luc Ferrari ¥2,048

リュック・フェラーリ追悼込み。で、ご同様のひとも多いのか、アマゾンの売り上げランキング音楽内で、17045位だった、今。
Cycle Des Souvenirs
フェラーリというと、現実音や異なる音源(有名なのはストラヴィンスキーベートーヴェンアマルガム化とか)の対置や並列な配置、混同などを手法として常用しながら、妙に飄々とした(軽いといってもいいや)音像をつくる印象が自分にはある。あ、面白いのはこの軽み(そんな言葉はないや)というのは、自分の記憶からきてるんだなぁと感じられるとこね。意図的に配置されてない現実音や楽音が、音楽と聴こえて、しかもなにかしらの表情を感じる、というのは、そゆことですよね。スポークンワードが出てくるとすぐに映画音楽に聴こえてしまうしなぁ。
この作品は、ライナーによると、1995-2000年に6台のCDプレイヤーと4台のヴィデオ・プロジェクタのための音とイメージのインスタレーションサウンドパートの2001年のCD化だが、作業の当初、ミックスしてみようとしたが、それは「再作曲」していることだと思えて、良いものにはならなかったと本人が記述してる。「作曲の偽者」とも。そこで、1分の間隔を空けて、それぞれのCDの開始するポイントを設定するだけにしたとのこと。
その意味はとりあえず置いておいて(置いちゃうのかよ)、冷房がんがんにかけて大きめな音でスピーカーで流している。アンビエントではなく、能動に聴きたくなる欲求がもこもこ出てくる。贅沢、とかいう言葉が浮かんでる。