松風鉱一カルテット「Private Notes」2005年

  1. Gary Peacock Trio/Eastward 1500円
  2. 松風鉱一カルテット/Private Notes 2982円
  3. Tim Bern/Diminutive Mysteries(Mastly Hemphill) 2405円

1は、70年の日本での録音。ピーコック/菊地雅章/村上寛。2は、松風(ts,as,fl)/加藤祟之(g)/水谷浩章(b)/外山明(ds)。なんとなくレコード店頭での芳垣と藤井の対決に外山が割り込んできて、ああそうだよ外山聴きたいよって理由も大きいんだよな。3はバーン(as,bs)/サンボーン(ss,as)/マーク・デュクレ(g)/ハンク・ロバーツ(cello)/ジョーイ・バロン(ds)に、1曲だけハーブ・ロビンソン(tp,cornet,flh)/マーク・ドレッサー(b)が参加。1曲を除いてジュリアス・ヘンフィル曲。

          • -

始まって、3分たたないうちに、松風「Private Notes」は、重要研究課題に認定。こりゃ破格な録音。メンバーの顔合わせというジャズっぽい妙味というかマジック炸裂で、神妙な顔しないでサポートに回った加藤ってのはほんとに強力で(というか結局サポートじゃなくなるんだけど)、そこにひさびさにこのフレーズでちゃうけどジョン・ウェットンのような男っぷりのいい水谷のベースと、タイトだが予想のつかない外山。その上にどっしりと松風。これはかっこいいよ。ロックだよ。いますぐ輸出しろ(どこへ)。
private notes