The Free Spirits「Out Of Sight And Sound」66年 ABC

アマゾンから、再発されてたThe Free Spiritsの1stアルバム「Out Of Sight And Sound」がやっと届く。ラリー・コリエルの参加していた早すぎたジャズロック〜サイケガレージ・グループ。コリエルのギター/シタールに、テナー/フルート(ジム・ペッパーだったりする)、ベース、ドラム(ボブ・モーゼス)にヴォーカルという編成。録音は、ルディ・ヴァン・ゲルダーだったりする。
曲の構造は、歴然と60年代的なフォーク・ロック/サイケ・ガレージ領域のヴォーカルナンバーで、そこにかぶさるサックスやギターのフィルインが、ジャズロック的(というかプログレッシヴなR&Bという捉え方が近いか。例えば60年代末期から70年代初頭のコルトレーン的なものの延長のようなジャズロックで捉えるには難しい)。
まあ、ジャズ・ロックをファンキー・ジャズの分枝と捉える向きには、資料的に興味深いとは思いますが、それ以上じゃないね。
Out of Sight & Sound

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12、13曲目とかはマザーズっぽくて好きかも。そういう意味でも、変種のR&B的ロックの録音のひとつってほうがしっくりくるな。