ひとり

Beaver Nelson & Scrappyの公演の前の日々は(Beaverの録音が手元にないこともあわせて)、ひたすらTownes Van ZandtとDavid Olneyを聴いていた(ジャズ以外は)。で、思ったのは、ああ、Paul Burchの大部分の録音は、TVZを意識しているのかな、ということでした。David Olneyはもちろんだけど、Burchについては気がついてないのは、迂闊というか、またしても聴く耳を持たないという証明、でしたかね。
余計な思いをつなげると、ひとりで毎日オフィスにきて、ひとりで仕事して(仲間はネットの向こうにいつもいるのですが。たとえばIMとかで可視化されている)、ひとりで帰る、そんな時間は、TVZの孤独と独歩となんかないまぜな音楽とぴったりなんですね。
最近の、人に会いたいなぁという気持ちの持ち上がりかた(それがいきつけの餃子屋の日本語がカタコトな女子店員さんでも)は、そういうとこもあるのか、な。なんか、仕事を早く切り上げて、家に帰って家族に会いたくなるんだよな。
たとえ、帰っても、女房のひとの子供の部活のコーチの采配についての絶望的な不満についての繰言(「あーそりゃひどいねぇ。でも観てないからよくわかんないけど、そうなんだー」)や、子供に英語の辞書代わりに使われるような、会話のやりとりばかりであっても、ね。