Beaver Nelson & Scrappy Jud Newcombの鎌倉公演にいってきた

26日の鎌倉Cafe GoateeのBeaver NelsonとScrappy Jud Newcombの2名だけのアコースティック・セットのライヴにいってきた。Goateeは実は初めて*1。以下極力短く。
聞いた話によると、Scrappyはエレクトリックセットが今回はあるので、アコギは持ってきてないとのことで、本日弾いてるアコギは、途中で3曲をScrappyとデュオで演奏したオハラマヤさんのものだとのこと(このときはScrappyはBeaverのアコギを借りた)。オハラさんは、ボッサというにはリズムとか違うけど、そういう連想がされる静かなウィスパリング声。
なお、最初のセットの終わりにオハラマヤとScrappyで3曲、2回目のセットの最初にScrappyソロ3曲。
さて。
Goateeはご存知のようにカフェということで狭く、細長いレイアウトで、二人と近く、目線も変わらない。オーディエンスは、20人いないくらいだったですかねぇ…
いきなり新作の曲から入る。
自分でもびっくりしたのが、(新作まだ買ってなかったもんで)これで聴くのは2回目だというのに、「あ、この曲キターーー」というときめきを覚えるところ。とにかくこのひとのメロディというのは、一発で(というか初めて聴いたそのときですら)体に染み込んでくる。
新作からのセレクションが多いが、そろそろ古い曲も聴きたいなーという魚心に水心。「Forget Thinking」や「Remnant」「Stray Dog」とかの派手な大ネタこそやらなかったが、それでも「Fallen Down」や「Company Of Kings」などを演る。声がすばらしい。自分的には後半にやったアーシーな「Strong As I Look」はScrappyのコーラスやギターソロも含め、自然と体が動くグルーヴィーさ。これが本日のベストかな。
開演前に、相席のひとと話していて、基本的にどの盤も同じですよね、って話で、それはまったく同意なんだけど、あのメロディと、彼の繊細なようで伸びのある強靭な声の生理的な気持ちよさ(それがわかっていて、サビでのあの半音あげさげで聴くひとの気持ちを揺すってるわけです、きっと。必殺の武器)とあわせて、特別なものをもっているSSWなんです。
そして、それはアコースティックセットでも変わらずというより、その近さだからこそはっきり確認できる。Scrappyのマイクを通さないコーラスのその力強さや、ふたりの間の絆のそれも。今日のライヴは来て正解。

やばいけっこう長くなってる、ということで更新おわり。
Exciting Opportunity
あ、ネルちゃん、はどうかと思う。

*1:入る前に飲んでいた近所の小料理屋のおばさんによると、このビルはみのもんたのものじゃなかったかしら、とのこと