国立から水道橋経由地元

6時には仕事をしまい、御茶ノ水から国立へ。峰トリオを観るためだが、信じられない瞬間が数限りなく。まず、峰厚介の自由さをなんとしても、聴いて欲しい(誰に)。そして、子供のような老人(失敬)2名を包み込むような、安東昇(b)に拍手。しかし、とにかく度肝(大げさではない)を抜かれたのは古澤のドラム。合わせるというときもあるが、大概はわけがわからない。寒気がするとはこういうことか。特に最初のセットの3曲目のバラード。ほとんど音楽を壊すようなドラムで、それが峰や安東の包容力とでもいうようなもんで、凄い音楽になる。ううう、ジャズは剣呑。予定調和なんてものは、古澤にはない。
終わったあとのカウンターで聞いていた古澤トークが、また刺激的で(今日は適当に流すつもりがこうなった云々)、もう今日も終電逃すか?ずっと聞いていたいと思ったくらい。村上さん、ぜひ、古澤-菊池成孔対談、プロデュースしてください。
帰りは中央線まっすぐに水道橋まで出て、タクシーと決め込むも、今日はタクシーは絶望的。2時間近く雨空の下(ガード下とはいえ水道橋は雨が漏る)待つ。タクシーに乗って、運転手に多少皮肉をにおわすも、新宿東口の惨状を聞かされ、幸せとは比較でしかないなぁ、と改めて思う。おやすみ。