Tokyo Conflux 3日目

東京コンフラックス3日目は、新宿ピットインでのThe Thing With Ken Vandermark 2Daysの2日目に、いってきました。正確でも的確でもないですが、記憶のために記録しとく。ほんと記憶あやふや。

MCが、昨晩とはまた違うよー、と仄めかし。でもマイクスタンドのセッティングとか、ピアノの上の御大の楽器群とか同じじゃん、と思ってたわけで。甘いのです>自分。
最初のセットは、20時すぎに開始。最初は昨晩どおり、左奥にPaal Nilssen-Love(ds)、中央奥のアンプ前にIngebrigt Haker Flaten(b)、右奥がMats Gustafsson(bs,as)、右手前がKen Vandermark(ts,cla)。たしかにゆったりとしたテンポで始まり、Vandermarkも轟音一辺倒ではなく、むしろジャズやR&Bの語法でのアドリブを中心に据えてるような。これが次第に、Mats(bs)やリズム部隊の盛り上がりにつれて混沌としたものに。最後はバチっと決まり、つかみOK。2曲目で、Vandermarkは左手に移動。このあとは、お互いの音を慎重に聴き分けるようなフリーな流れ。しょっぱなから暴走するような昨晩のややリズムが主導するロック的なパワーセッションと比べると、確かに違う。
21時くらいに前半終了。
客席を見渡すと立ち見。合計80人くらいでしょうか。昨日より入ってる感じ。あ、ジムオルーク。それと、翌日(今日ですね)の夜の部出演の奥野義典カルテットの石田幹雄(p)と竹村一哲(ds)も発見。どうすか、と聞いたら竹村曰く、Paal Nilssen-Loveすごい好きなんで(意訳)と。
21時15分ごろ、本日のおまけタイム、とMCが告げ、Peter Brotzmann(cla,ts)とFlaten(b)がデュオでステージに。中央奥にFlaten、左にBrotzmann。お、ずいぶんストレートできたな、と思ったが、これがよかった。ワンホーンで延々と咽び泣く(咽び泣くような、ではない)Brotzmann。20分はやったか?
で、ほんとのびっくりはこのあとで、さてThe ThingとVandermark再登場かな、と思ったら、Nilssen-Love(ds)/Flaten(b)にVandermark(ts)が出てきて、さらにゲストで坂田明(as)!右にVandermarkで左に坂田(←左右間違え訂正)。これが凄まじい。最初、坂田のフリーブロウにNilssen-Loveという形で始まって、ベースとテナーが入っておもむろにヒートアップ。すごいテンション。坂田とVandermarkのバトル状態になる。Vandermark寄りにリズムがリフっぽく突っ込み始めたあたりで、坂田の楽器にアクシデントでしばらく戦線から離れるが、いやぁVandermarkも頑張る。Brotzmannのアルトを借りて、坂田が最後のほうに復帰して、最高潮で完了。
で、さらに、Brotzmann(ssだったかなぁ)投入(坂田の左)で、クインテットになり、全員が突っ走り、さらにもうわけわかです。記述する能力ありません。22時15分ごろに完了。ふらふら。←他人のブログを読んで記憶違いが判明。このときは、Vandermarkがさがって、Matsが参加だったとのこと。たぶんそのよう。左から坂田/Brotzmann/Matsと並ぶ。なので以下も訂正。
アンコールでは、さらに、Vandermarkを追加。フロントに左から、坂田(cla)、Brotzmann(ss)、Vandermark(cla)、Mats(as)と並べて、セクステット。静かに音をそろえ高音域のロングトーンでの合奏のあとのゆったりとした集団即興。じっとりとその濁った、あるいは澄んだ響き、フロントのそれぞれの音色やテンションの揺れ動き。すばらしい。
まだあと2日もあるー。うれしい。今日は、公園通りクラッシックスで、Vandermarkの初物トリオ2セット。Vandermark(reeds)/Flaten(b)/田中徳祟(ds)とVandermark(reeds)/Jim O'Rouke(g)/Nilssen-Love(ds)。

14:10くらい 参照させてもらい、訂正しました。
参照元
http://blog.livedoor.jp/tbr/archives/52146956.html