今日のいちまい
The dB'sのドラマーWill Rigbyの2枚目の(確か1枚目は80年代)ソロアルバム「Paradoxaholic」02年。トラッカーのホームDiesel Onlyからです。ジャケがいかにもインディーな適当さ。
シンプルな2ギターとリズムセクション、若干本人のピアノという編成で、本人の陽気なVic Chesnutt、実力のないRobbie Fulksみたいなへなへな声の、シンプルなホンキートンクめいたギターロック。ときおり織り交ぜた、メロディのうっすらとしたメランコリーに、侘しさ倍増(微増ではない)で、飽きが来ません。Johnathan Richmanの録音のようです。
本人のドラム(p,vo)に、元The BroadcastersのBlack Pagano(b)、現Ryan AdamsのThe CardinalsのJon Graboff(g)、The A-BonesのBruce Bennett(g)あたりが基本編成で、The dB'sのGene Holder(b)、元Blood OrangesのMark Spencer(g,b)、Yo La Tengo/SchrammsのDave Schramm(g)とある意味大変豪華で、しかもそれぞれが、文句無しに個性出して仕事してます。Schrammのマジなエレキギターソロはなかなか聴けません。
録音は、NYの重鎮Martin Bisiがメインで、SpencerにGene Holderあたりもやってますね。で、なぜか、1曲ナッシュヴィルでミックスしてて、担当はBrad Jonesです。
ライナーで曲につけられたコメントが意味不明で、内輪祭り全開ですが、自分にとっても大事な録音です。1枚目はまず手に入りませんが、これは容易に入手可能だと思います。
- アーティスト: Will Rigby
- 出版社/メーカー: Diesel Only
- 発売日: 2002/04/23
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る