今日のいちまい

やっと、今年出たWreckless EricとAmy Rigbyのデュオでの録音を入手しました。
それぞれが、多数のギター、ラフで、時にはブリーピーに、時には時代遅れなストリングとして、奏でられるキーボード類、あとはリズムボックス程度。中期BB5的やら、70年代初期の英国ポップ的ともいえるようなサウンドだが、フランスの小さな自宅スタジオのようなところで作った、聴く人を選ぶような極めてロウファイ的なプロダクション(プロデュースはEric)。
しかし内省的ではなく、ポップス的魅力と、特にAmyのヴォーカル曲での素朴なアーシーさ(ビートルズ的でもある)が心を打つ。ラストのJohnny Cash曲のあっさり具合も、こうなると逆によかったりして。
それにしても、内ジャケのAmyのアップのショット写真の潔さ。ふたりとも年齢を重ねて、このような録音を出したことに、まず感慨が深い。Amy Rigbyは、やはり外向きのひとだ、と思う。

Wreckless Eric & Amy Rigby

Wreckless Eric & Amy Rigby

Broken West聴くより、こっちを聴け、と思いますよ。