今日のいちまい

Julian KosterがMusic Tapesの新作を作ってる、というニュースをMergeのサイトでみたときの高揚感は、伝えるのが難しい。その「Music Tapes for Clouds and Tornadoes」。
激しく聴き手を選ぶ、激烈なロウファイ録音で、重ねられた制御しきれてないようなふわふわしたミュージカルソウ、強烈に寂しいバンジョーと、手慰みのようなピアノやアコーディオン、多重録音のコーラス、田舎のフォークシンガーのフィールド録音のようなヴォーカル。ドラマティックなメロディ。
この無造作なそれぞれの音の定位バランスが、幾人ものKosterが戯れに演奏している、彼の居間に迷い込んだみたい。
棚は、フォークのラベルに入れるのが、よいかと思う。

Music Tapes for Clouds & Tornadoes

Music Tapes for Clouds & Tornadoes