今日のいちまい

80年代のR&B Cadets/Semi-Twangのソングライター、ミルウォーキーのJohn Siegerの5年ぶりに昨年リリースされたソロ4枚目(かなぁ)「The Shaming Of The True」。前作同様Faux Realからです。ベーシックな録音は、ナッシュヴィル(一部ミルウォーキー)。音がね、近いです。
これがよいよ。基本、Sieger(vo,g,b,mando)に、元20/20のSteve Allen(g,cho,b,key)、Phil Lee(ds,tp,cho)の編成での、ゲストで管がちょろっとはいったりする曲もあるが、ややR&Bめいたシンプルなリフ一発のガツンとくるバンドサウンドと、ソフトなパワーポップ的なサウンドもあり(Rosie Floresとはカンットリーバラードをデュエット)、あのちょっとざらついた声。[1][2][8]なんかのごりごりいってるおっさんルーツロックのリフとギターはほんと最高ですな。
あと、[6]のたぶん全員での濁ったコーラスとブルージーなギター(たぶんSteve Allenのギターだと思うんだけど)とか、ボスめいたスケール感のある[9]とか。いやもう全部いいね。下向いて内省的とかいっさいなし。Siegerのソロ最高作でOKかと思います。これ昨年に聴いてたら、1位ですよ、確実に。
08年の落ち穂拾いのついでにぜひCDBabyで。
John Sieger | The Shaming Of The True | CD Baby Music Store