週末

金曜の夜は、国立ノートランクスへ、「梅津和時、演歌を吹く」のレコ発へ。梅津さんがソロで、アルト、ソプラノ、クラリネットバスクラで、演歌のメロディを、時に独白のように、時に寄り添うように、ただ吹き続けるという2時間余。最初のセットの開始に間に合わず、途中から。
エリントンですら曲名がままならない不自由な耳と脳の自分だが、さすがに40年も日本人をしていると、ほとんど耳に覚えがあるわけで。特にセカンドセットのあの事件(ジャズバーというラベルだけでノートラに入ってきてしまった年配のスーツ姿の紳士が、「ジャズじゃないんだ」と聴こえるように捨て台詞を残して不機嫌そうに曲間に席を立ったのです)以後の、観客も共犯的に含めて醸し出す(特にあれは「唐獅子牡丹」ですかね)メロディとジャズ的などろどろした情念が、梅津さんの小さな体を飲み込むようにキメラのように融解混沌として、ブクブクと巨大にふくれあがっていく様の圧巻。素晴らしいというのは単純だけど、ただただ言葉もなく惚けるしかなかったです。
まあ、なんというか、これが今回のようなセットじゃなくて、例えば酒井さんや、芳垣さんであっても、同様の捨て台詞を吐くしかなかったんではないかと連想されると、ほんとやれやれです。
幕間に、即売でCDを買い、サインと落款をジャケットにもらい感激する。
(こちらにリリース元のdoubtmusicのオーナーのブログエントリ:2009-01-30

梅津和時、演歌を吹く。Umezu Kazutoki plays the ENKA

梅津和時、演歌を吹く。Umezu Kazutoki plays the ENKA

JBL。2位3位のアイシンと日立は1勝1敗で、日立がアイシンにレギュラーシーズンは勝ち越し。いやはやなんとも。首位のパナも東芝に1勝1敗。この隙に連勝をのばしたかったトヨタは、しかし三菱電機と勝ったり負けたり。差が詰まりません。さらに、眼下の栃木も北海道と1勝1敗と開きません。トヨタ三菱電機の負けた2試合目は、ファウルたっぷりとられてるなぁ。

WJBL。WIの三菱電機コアラーズは全勝でレギュラーシーズンを終えました。入れ替え戦の相手は、富士通に2試合残したアイシンAWなのか、トヨタに2試合残した日立ハイテクなのか。

日曜は長男の私大一般入試が開始しましたが、苦しい戦いのようで、まあがんがってください。自分は、長女と池袋へなんつっ亭でラーメン。そのあとサンシャインなど引きずり回される。タワレコで、山下洋輔「キアズマ」が国内盤2割引(アマゾンより安い)で売ってて思わず買う。98年のCD化のあと、10年も再プレスないのか。それにしても再販制度はどうなってんのか。