09年の新譜から10枚

09年の新作に限って10枚思い出してみようと思ってますが、いま思い出しながら書くので、きっと抜けがあるでしょう。で、思い出しながら10枚書いたら、それで打ちどめで。あとは会って話しましょう。
なお、ジャケしか見ないで書くので、勘違いがあったらごめんなさい。

Steve Earle「Townes」

Townes

Townes

自分は、2枚組のほうを買いました。Dennis Crouch他との録音の下敷きになった、アコギ弾き語りの副盤の「The Basic」が、聴きたかったからです。正直なところ、TVZのスタジオ作よりライブ作がとても好きなので、それ以外のフォーマットは正しくないと考えてましたので(傲岸)。で、最近になって、主盤のほうをちゃんと聴き始めたのですが、ほんとすまんかった。主盤のほうが、遥かに素晴らしいですよね。


Paul Burch「Still Your Man」

Still Your Man (Dig)

Still Your Man (Dig)

あまりに良すぎて、Paul Burchっていいんだよ、とひとに言いたくて、3枚買ってはあげてます。よって、この盤はジャケがいま手元にないです。本人のクルーナー的な声も含めてこのオーセンティックさは、むしろ異常で、かつてのチャートミュージックとしてカントリーに存在したなにかを、インディーミュージックとしてのそれとして、聴かせることが、現代的だと思います。エレピなぁ。聴いているうちに、Ry Cooderの初期の20年代ソングをカバーした名盤のうちのひとつみたいな感じがしてきてます。


R.E.M.「Live At The Olympia」

Live at the Olympia (W/Dvd)

Live at the Olympia (W/Dvd)

自分は、DVDつき3枚組を買いました。DVDなくても価値は変わらないと思います。やっぱり「So Central Rain」とかに反応してしまいます。で、最新作「Accelerate」と、初期4作からばかりの選曲、というのは、やっぱり「Accelerate」は「その初期4作と同じだ」ということをいいたかったのだと思います。
で、同じじゃないと思います。


Cracker「Sunrise in the Land of Milk and Honey

Sunrise in the Land of Milk & Honey

Sunrise in the Land of Milk & Honey

いつもと変わらない、という見方もあると思いますが、1枚目あたりにぐるりと一周してきた感じで、再スタートを意識させます。ギターリフで攻めるアメロック回帰は、力強く、この皮肉屋連中のしかしの誠実さを感じさせます。


とりあえず、休憩いれます。
続きです。



Scott Tuma「Not For Nobody」
アマゾンにはない。欲しければぐぐってください。元Souled Americanのギタリストの3枚目でしょうか。インディーでルーツ指向でアート指向っていうより、女声が入ってるのがものすごく新鮮だった。


The Gourds「Haymaker!」

Haymaker (Dig)

Haymaker (Dig)

いつもと変わらない、ということはないと思います。ちらちら見せてたものが、ところどころむき出しになってるように思えます。入りの2曲と、しまいの3曲くらいの流れのあたり。特に最後の曲の印象が強い。Camper Van Beethoven的ななにかが、飛び出ました。


Simon Joyner「Out into the Snow」

Out Into the Snow

Out Into the Snow

80年代から活動していると思いました。何枚目でしょう。Lambchop周辺のひとがこのところサポートしており、田舎のレナードコーエンみたいな感じの仕上がり。


Animal Collective「Merriweather Post Pavilion」

Merriweather Post Pavilion

Merriweather Post Pavilion

1年聴かないとわからない類いの音楽。数年は確実に聴く感じなので、つまり、毎回買わないということでもあります。「Feels」が良かったので、やっと飽きたかなというあたりで、次のを買った感じです。


また休憩します。
続きです。


Allen Toussaint「The Bright Mississippi」

Bright Mississippi

Bright Mississippi

フォークとしてのジャズの、フェイクじゃない再現だが、当人以外はその正統な継承者ではない。でも、ぐっときちゃうのはなんでか。Joe Henryに乗せられてる、というものでもないだろう。Jay Belleroseよいです。


Ramblin' Jack Elliott「A Stranger Here」

A STRANGER HERE (Dig)

A STRANGER HERE (Dig)

Joe Henry当人のやつはともかく、これはよかった。このバンドの感じが好きなんだよね。



あ、10枚だ。あとで思い出したのが、またあれば書きます。