Guided By Voicesの新譜でラストアルバムの「Half Smiles Of The Decomposed」ASIN:B0002IQMWUいてますよ。いま10回目だ。
現在、アマゾン売上げランキングで674位。

良作。いつものとおりに。良作でないGBVのアルバムがあるのか。ラフなプロダクションで、ギターロックで、いいメロディが14曲。ここ数作の中でもクオリティ高い。

GBVってなんであったか。答え。アヴァンギャルド
曲をメロディを思いついたら、大量にストックされてる断片的な言葉とくっつけて、アレンジ練りもせず、ガシガシ発表する(結果何百曲と発表されてる)。衒いも狙いもなく。最高にポップなおこない。名作を作ろうとか、世間に訴えるとか、おまえに影響与えてやるとかまったくなく。ごろりと捻ったメロディだけおいて、妙なタイトルつけて*1。こういう行い自体がイカス。
そして、ディティール(曲)に目をむけると驚くほどカッコよくて。感動的なんだ。うそや大げさじゃなく、振る舞いや姿形じゃない*2曲に感動できるって。いっしょに歌いたくなるんだって。それが上記のようなスタンスで大量に生み出されて。


さて、もうひとりの曲を作らないと死んでしまうっぽいひと、大量に作り続けるひと、ルー・バーロウはどうしてるだろうか。New Folk Implosion以外はどうなったんだろ。また欝かい?

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追記:いっしょに歌いたいけど歌詞ついてないの多いじゃん、ってひとはこちらへ。
http://www.gbv.com/lyrics.htm
まだこの新譜は追加されてないけどね。Suitcaseのも全曲あるよ。

*1:今回だと「Asian Minor」とか「A Second Spurt Of Growth」。2回目のスパートときましたか、うひゃー。ラストの「Haffman Prairie Flying Field」ってのもわけわからないがイカ

*2:のんだくれの中年オヤジだ