もうすっかりグループ名もタイトルもレーベルも思い出せないんだが、20年ほど前の学生のころに、女の子のインディーをちょっとおっかけた自分だったんですが、そんときに出会った一枚で。
「I love you はカワイイけど、I'm sorry はカワイくない。I love you はカワイイけど、カワイい振りさえ出来ないの。こめんなさい、ごめんなさい。もうこれ以上になれないの。(Chorus)Love song はいつまでたっても、Love Love Love Song Song Song」云々
という歌詞のがありまして。女子だけ5人組だったか。7インチではなく、フレキシだったような気がしてます。猫のイラストがジャケにあったような。猛烈に聴きたいのですよねぇ。
ノンや少年ナイフなパンキーな感じじゃなく、サボテンのようにアートな感じでもなく、水玉(女子じゃないか)や招き猫のようなアヴァン系でもなく、コクシネルのような浮遊系でもなく、コンクリーツみたいな下世話でもなく(女子がいただけだろ)。タコの1stのロリータ順子のトラックのような悪意なアイドルポップでもなく。ギター、ベース、ドラム、キーボードのふつーな女の子バンド。こういう歌詞はまず見なくて、黒い服着て、夜のライブハウスをうろうろしてるだけだった自分は正直ドキドキしましたよ。たぶん、灰野さんやラリーズを観にいくのはやめる、と思ったきっかけではないかと。サングラスかけてぴったりした服にタバコ吸ってる長い髪の年上の女性とつきあうのはやめて、ふつーのぽっちゃりした女の子とつきあいたい、と正直思いました。あれれ、そういう話なの。