Territory Band-3「Map Theory」04年Okka Diskを聴いてる。
Ken Vandarmarkがオーガナイズするシカゴのコンテンンポラリーなジャズのビッグコンボの2枚組の3rd。初聴。
BrassにJeb Bishop(tb)、Axel Doerner(tp)、Per-Ake Holmlander(tuba)。StringsにKent Kessler(b)、Fred Lonberg-Holm(cello)、ReedにFredrik Ljungkvist(sax,cla)、Dave Rempis(sax)、Ken Vandarmark(sax,cla)。打楽器がPaul Lytton、Paal Nilssen-Love。Kevin Drummのエレクトロニクスに、Jim Baker(p)。
Disk1は、広い空間的な広がりのあるアンサンブルの上というより中で、散発的なフリーインプロという趣。
で、Disk2が面白い。4ビートのクールなアンサンブルで始まり、しかし、ソロは次第にフリー的に。次の展開で、隙間を埋め尽くすように細分化されたドラムとベースのビートの疾走するリズム隊の上でフリー基調のチューバ、サックスやソロがとられる。直後、ドスの利いた低音でのユニゾンのテーマが始まり、そこにエレクトロニクスのノイズが絡む。欧州フリー的ではあるけど、もっと直接的な快感あり。構成されたブレイクといいますか。うーん、かこいー。

メモ:OkkaDisk http://www.okkadisk.com/