1. "Peel Sessions" Galaxie 500; CD; ¥ 1,467

いっしょに頼んだクニ河内「僕の声が聞こえるかい」は遅れるようだ。
さて、ギャラクシー500の全盛期というものがあれば、それはこの時期だろう。89年と90年の2回のセッションから、ベストな選曲。青春感の拠り所としてのディーンの頼りないファルセットの背後霊のような、おそらくナオミ・ヤンの呪術的な裏声を聴くたびに、正統的なヴェルヴェッツフフォロワーとしての認識より、Shimmy出身のミュージシャンだという思いを強くする。
しかし「Flower」がすべてを肯定する。疑念などない。90年代前半つまり20歳代後半はこの曲とレゲエだけでよかったのを思い出す。WasteするYouthなどもう持ち合わせてなかったのに、なぜいい歳したおっさんどもは、このグループに青春の終焉を見出そうとしてたのか。しかもその終焉は永遠に続くのだ。
Peel Sessions