昼前に起きてOrnette Coleman「Sciense Fiction」1971年 Columbia

布団に入って、ノートPCの電池が切れるまで(R4なんでけっこう持つ。まあエコノモードだから5時間程度ですが)Postfixの設定などしつつ、結局眠ったのは2時すぎかと。で、昼前に起動したので、だいぶ社会復帰してきたな、とか思う。だめじゃん。

で、起きて、オーネットの「Science Fiction」。CD2枚組にまとめられた、「Science Fiction」「Broken Shadows」+アウトテイク3曲の71年から72年のColumbiaでのセッションのコンプリート盤から。
「Dancin' In Your Head」73年 A&Mの前の録音(同盤の「Variations On A Theme」の原型「School Work」*1も収録)で、電化前の絶頂期な気もする録音。全編疾走する。特にチャーリー・ヘイデンエド・ブラックウェル/ビリ−・ヒギンズのリズムのつんのめり具合とそれに相対するソロまたはグループでのソロの軽妙さ。もちろん、上もののオーネット、デューイ・レッドマン、ドン、ボビー・ブラッドフォードによるテーマ合奏の混沌さも素晴らしい。高校生の頃は「Rock The Clock」の8ビートとヘイデンのワウワウとファズがかかったベースに、オーネットのドローンノイズ発生源としてのヴァイオリンに驚愕したものでした(ただしこの趣向はこの1曲だけ)。確か当時は、ビーフハートと親交があったんだよな、とか思ったりした。
Ornette Coleman(as,vln)/Dewey Redman(ts,musette)/Don Cherry(Pocket Trumpet)/Bobby Bradford(tp)/CHarlie Haden(b)/Ed Blackwell(ds)/Billy Higgins(ds)/Asha Puthi(vo)/David Henderson(poet)。

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「Broken Shadows」のほうは、Jim Hall(g)/Webster Armstrong(vo)や木管が加わって、よりソフィスティケートされたブルージーな歌ものなんかあって、なんかフランク・ザッパみたいなのよね(でも演奏はオーネットのバンドという感じで、決して歌伴じゃない)。「Science Fiction」のほうはもっと荒々しいR&B的な感覚やロック的な感覚に溢れている。どっちも良。
Complete Science Fiction Sessions

*1:リリース時は「Broken Shadows」に収録