Lee Konitz「At Storyvill」71年 Black Lion

数週間前に注文してたリー・コニッツ・クァルテット「At Storyvill」71年 Black Lionがきたので聴く。初聴。54年のライヴ録音で、音はそれなり。で、演奏だが、コニッツが凄すぎる。Lee Konitz(as)/Ronnie Bell(p)/Percy Heath(b)/Alan Levitt(ds)。
いきなりの「Hi Beck」での流れるようで留まることがなく、そのフレーズを吹き切る様の快感というのは、やはりこの時期のコニッツならではだと思う。Ronnie Bellも悪くないが、途中で息切れしてしまった感じ。7分以上やるんだし。続くブルース「If I Had You」でのフレーズも神がかり。ノックアウトです。これも11分。続く「Subconcious Lee」のピアノとの不機嫌な(ご機嫌じゃない)ユニゾンとか、速度とか、ぶっきらぼうなとことかも。
とりあえずこの人は営業ってもんがなさそうで、毎回ガチンコなんだなぁ。「Inside Hi-Fi」「Subconcious Lee」の次くらいによいかもよ。
At Storyville