Band Of Susans「The Peel Sessions」94年 Strange Fruit

暑いんだが、エアコンはつけない。エアコンが苦手なのだが、事務所を設置したらエアコンをつけないわけにはいかないのだろう。憂鬱。

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そんな気持ち(どんなだよ)を反映してか、昨日アマゾンのマーケットプレイスで300円で落ちてた(+送料340円)Band Of Susansの「The Peel Sessions」のミニアルバムがきたので、聴く。
Band Of Susansについてちょっと書く。中心は、Robert Poss(g,vo)とSusan Stenger(b)で、PossはNo New York期のRhys Chathamのギターアンサンブル(のちにSusansに参加するKaren Hogloff(g)も参加してる)に参加。90年代中ごろに解散し、その後、WireのBruce Gilbertと、PossとStengerでユニットを結成したりしてる(未聴。聴いてみたい)。HamiltonもGlenn Blanca出身だし、Hognaffもあわせて、そういう正統的なNYアンダーグラウンド流れで、3本のギターの硬質なアンサンブル(ユニゾンによるパワー主体な方向や、のたうつようなサイケデリック的混沌が目的じゃないことに注意)って感じなんです。Sonic Youthほどノイズやパンク的アティチュードやバーズ的なメロディとかの要素がなく、ある意味New Wave的な指向が強く、端正で学究肌なとこがある。Steve Albiniがご執心だったのもなんとなく理解されるような。
で、ここで聴けるのは、カヴァーが多いせいか、割とストレートなプレ・グランジ的ともとれる、ロックチューンです。ちょっと、あらら、と。
中期の88年と89年のセッションが納められており、前者はHelmet結成前のPage Hamiltonがいた時期。この録音は6曲入りで、4曲が88年(Gang Of Four「I Found That Essence Rare」Rolling Stones「Child Of The Moon」のカヴァー含む)、2曲が89年(Wire「Too Late」のカヴァー含む)。
Peel Sessions Die Donnergotter