Gutterball「Gutterball」93年

Gutterball「Gutterball」93年を聴く。
Dream SyndicateのSteve Wynn(だいたい元はRhinoが小さかったころの店頭のバイトさんなのよね)が中心となったロサンジェルスのグループ。例によってへなちょこなヴォーカルのジャングリーなブルージーな音楽。
この録音のメンバーは、House Of Freaksの2名(gとds)に、The SilosのBob Rupe(b)、Long RydersのStephen McCarthy(g)にWynn(g,vo)、とまあギター過剰で、それもじゃらんじゃらん鳴らしてるだけなんだから。リフ担当にカッティング担当に、ちょっとリード気味フィルインみたいな。
ところが、このよれぶりが、一度嵌るとどうしようもない。
朗々としたバラードなんてできるわけはなく、基本リフ一発で、ブルース寄りに、ジャガジャガあわせてる感じなんだよなー。ラフというか大雑把。
ところが、そこにあの微妙に憂鬱だが、うきうきするようなメロディがくる。ちなみに半分以上、これも優れたメロディメーカー(ほんとチャンスがあったらHouse Of Freaks聴いてください。たぶんないと思うけど)であるBryan Harveyとの共作です。メロディってのも馬鹿にしたもんじゃない。正直傑作だと思うけど、その評価はいまだ見たことはない。
Gutterball

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あれっ、Muteからリリースされてるの?!>asin:B000008GAN