american rock

Lou Barlow「Holding Back The Year EP」05年

05年のソロ作「Emoh」からのシングルカット曲。プリミティヴな前向きなジャングリーなフォークと優しげな歌唱。2曲未発表曲があり、[2]は同時期に録音された朴訥としたアコギと、控えめなホーンライクなシンセのヘルプ。[3]は、はるか昔ボストン時代のカセッ…

Sentridoh「Mirror The Eye EP」07年

Sentridoh名義のLou Barlowの5曲入り録音。06年録音。おそらく自分自身のみの録音。すべてのメロディが一瞬にして、Lou Barlowだな、とわかる。 [1][3][4][5]は後期Folk Implosion的な、いろいろガジェット的なサウンド(メロトロンとか)と濁ったコーラスを…

Great Lakes Myth Societyの2枚目「Compass Rose Bouquet」07年

音楽のタグじゃないのは理由ありません。メンバー周りとか調べるのが面倒だから。やっぱり音楽タグで。 ミシガンのGreat Lakes Myth Societyの2枚目「Compass Rose Bouquet」Quack!Mediaが来たので聴いてますが、これはよいですね。 カントリー/フォーク(ど…

Beaver Nelson & Scrappy Jud Newcombの鎌倉公演にいってきた

26日の鎌倉Cafe GoateeのBeaver NelsonとScrappy Jud Newcombの2名だけのアコースティック・セットのライヴにいってきた。Goateeは実は初めて*1。以下極力短く。 *1:入る前に飲んでいた近所の小料理屋のおばさんによると、このビルはみのもんたのものじゃな…

Over The Rhine「Till We Have Faces」95年

80年代末から活動するオハイオのポストパンク的なフォークロック音楽のOver The Rhine。91年のインディーでのデビューカセット録音(89年から90年にかけた音源)をすこしいじったIRSからの再発「Till We Have Faces」を聴く。 アコギとエレキ/ラップスティー…

Tandy「The Lowdown 1997-2002」02年

週末は基本的に休み。たまってるCDを聴こうとするも、夏バテすぎて、感性は後ろ向きに。 米国東部の、わりとスケールの大きなルーツロックなTandyのベスト盤「The Lowdown 1997-2002」Gammon 02年なんか聴いてたりする。解散済みだと思う。 The Lowdown 1997…

Beaver Nelson & Scrappy Jud Newcombの東京公演へいってきた

新中野弁天での、Beaver Nelson & Scrappy Jud Newcombへいく。激しく心を揺さぶられてしまい、(いつものごとく)冷静には書けないし、1曲を除いてなにしろ曲目をまったく記憶できていないし。あ、予約順に前のほうの席が用意されるようになってた>弁天。

Justin Townes Earle「Yuma」07年

Steve Earleの息子Justin Townes Earleの最初の自主制作6曲入りEP「Yuma」07年を聴く。アマゾンにはありません。ちょっと高いですがCDBabyかMiles Of Musicでどうぞ。 本人のアコギ(一部ハーモニカも)弾き語りオンリーの、あんた何歳という感じのどフォー…

「Mudhoney/Jimmie Dale Gilmore」94年

シアトルのグランジグループMudhoneyと、Jimmie Dale Gilmoreのコラボレーションの3曲新録/2曲再録の5曲入りコンピEP「Mudhoney/Jimmie Dale Gilmore」Sub Pop 94年を聴く。

E-I-E-I-O「Land Of Opportunity」86年

80年代のウィスコンシン/ミルウォーキーの青春型ジャングリーポップ+ロカビリーな5人組E-I-E-I-Oの1枚目「Land Of Opportunity」Frontier 86年を聴く。 ソングライターのSteve Summers(vo,ac-g)とRichard Szeluga(b)、解散後に末期Off Broadwayに参加するBob…

Sonny Smith「Fruitvale」06年

アマゾンとかに並んだのは今年ですが、ジャケでは06年とクレジットされている、サンフランシスコのSSW、Sonny Smithのひさびさのちゃんとリリースされた新作。内省的というより、児戯のような緩やかな音楽。 全曲Smith作なのだが、サウンド面のパートナーはM…

V.A.「Anchored In Love A Tribute To June Carter Cash」07年

まず間違いのない人選の、Cater Family/Carter Sisters、Johnny Cashの名曲を通した(Cater Familyの録音盤なんて1枚しか持ってないのに全曲知ってるし)、June Carter Cashのトリビュート盤「Anchored In Love A Tribute To June Carter Cash」Dualtone 07…

The Gourds「Noble Creatures」07年

これは深化、とはちょっとちがうんじゃ…という印象で目が丸くなったオースティンのへんてこなルーツロックバンドThe Gourdsの待望というには前作からの間隔の短い新作「Noble Creatures」Yep Roc 07年を10回ほど聴いたのでちょっと言及してみる。まあ、相変…

Danny & Dusty「Cast Iron Soul」07年

はるか昔に注文してたDanny & Dustyの新作「Cast Iron Soul」Blue Rose 07年がきたので聴く。DVDつきにしました*1。アマゾンにはPAL版と説明がありましたが、手元にきたのはリージョン0/NTSCでした。まだ観てません。 (CDのみ版) Green On RedのDan Stuart…

Holy Ranger and The Blues Riders「The Holy Ranger's Free Hand」91年

ミルウォーキー/ウィスコンシン界隈のやや色物がかった(というかこの界隈は色物が多いような気がしますが)Holy Ranger(a.k.a. Martin Jack Rosenblum)(vo,g,harp)のたぶん最初の録音「The Holy Ranger's Free Hand」Flying Fish 91年を聴く。 このときの…

Ellis Paul「Stories」95年

80年代末からリリースを始めた米国東部の都市フォーク領域のSSW、Ellis Paulの、もうすでに初期作品集といっていいでしょうか、「Stories」95年を聴く。Rounder傘下のPhiloから。いまじゃもう、ニューフォーク、とは呼ばないのかな。 Matthew Sweet的な甘い…

V/A「Nothing Left To Lose A Tribute To Kris Kristofferson」02年

Altカントリー領域のミュージシャンによるKris Kristoffersonのトリビュート盤「Nothing Left To Lose A Tribute To Kris Kristofferson」Incidental Music 02年を聴く。 Nothing Left to Lose: a Tribut*1 主にシカゴとベイエリア界隈からの参加者なだけに…

V/A「Keep On The Sunny Side A Tribute To The Carter Family」93年

おおまかにいったAltカントリー傾向のひとたちを集めたCarter Familyのトリビュート盤「Keep On The Sunny Side A Tribute To The Carter Family」Amoeba 93年を聴く。 Keep on the Sunny Side Shrimpboat「Hello Stranger」シカゴの妙にルーツ寄りな変なチ…

Kev Russell's Junker「Buttermilk & Rifles」02年

オースティンのThe Gourdsのリーダー/ソングライターKevin Russellのソロ作なんでしょうかね。Kev Russell's Junker「Buttermilk & Rifles」Sugar Hill 02年を聴く。 まあ、どこを切っても楽曲はThe Gourdsそのもので、ややエレキギターによるリフっぽいのが…

Glenn Mercer「Wheels In Motion」07年

ホボーケンのFeelies/Wake OolooのGlenn Mercerの初のソロ録音「Wheels In Motion」Pravda 07年を聴く。アマゾンには売ってなくてPravdaからの通販で。Trypes/Feelies/Speed the PloughのBrenda Sauterが5曲でベースを弾き、歴代Feeliesのドラマーがドラムを…

Lonesome Bob「Things Fall Apart」97年

Ben Vaughnのとこでドラムを叩いていたLonesome Bobのソロ1枚目「Things Fall Apart」Checkered Past 97年を聴く。 シカゴのCheckered Pastは、90年代後半にBloodshot関係*1のひとが立ち上げたちょっとウィアードなAltカントリー寄りのレーベルで、Johnny Do…

Tom House「'Till You've Seen Mine」99年

90年代後半から録音を発表している、カントリー領域のSSW、Tom House(ナッシュヴィルのひとでいいんかなぁ)の3枚目「'Till You've Seen Mine」Catamount 99年をひっぱりだして聴く。ああ、こないだ安かったから注文したのは、最近作じゃなくて01年のリイシ…

The Sunshine Club「Home」00年

先日言及した、John Denverのトリビュート盤にも参加していたサンフランシスコのThe Sunshine Clubの2枚目「Home」Glitterhouse 00年を聴く。これ以後リリースはないと思った。 ソングライターの女性*1のヴォーカルとギターに、男性のギターとベース。ゲスト…

V.A.「Take Me Home A Tribute To John Denver」00年

John Denverの現代的なフォーク/フォークロック領域のミュージシャンによるトリビュート・コンピ盤「Take Me Home A Trubute To John Denver」Badman 00年を聴く。ライナーも特になくあまり情報がないので楽曲だけでちょっと言及。 Bonnie Prince Billy「The…

Ass Ponys「Some Stupid With A Flare Gun」00年

90年代のaltカントリーからグランジ傾向の流れで、メジャーデビューしたオハイオのAss Ponysも90年代末にはインディー落ちしてましたが、これはシカゴのCheckered Pastから00年に出した復活というか健在作といったところです。 いろいろニヤニヤする要素があ…

Mitch Easter「Dynamico」07年

80年代米南部パワーポップシーンの大立者、Mitch Easterの新作が到着。初のソロ作なわけですが、初ってわけでもない録音が多いのもご存知のとおり。さっそく聴き倒してます。 だれだ、今度はバンドだといったやつは。当然のことながら、1曲でEric Marchallが…

Barbara Kooyman「Undercover - The Songs Of Timbuk3」05年

元Timbuk3のBarbara K.ことBarbara Kooymanの2枚目のソロ「Undercover - The Songs Of Timbuk3」を聴く。 http://cdbaby.com/cd/kooyman サブタイトルどおり、Timbuk3のPat Macdonaldの曲(2曲Kooymanと共作)を、本人のアコギによる弾き語りで録音したもの…

pat mAcdonald「Troubadour Of Stomp」05年

元Timbuk3のpat mAcdonaldの新作、と思いきや05年録音だった*1、「Troubadour Of Stomp」Fingerjig/Broken Haloを聴く。 Timbuk3の飄々さを捨てて、98年(だっけかなぁ)の1枚目ではアコースティックギターを中心としたフォーク〜ブルース調だったものが、こ…

Gurf Morlix、横浜公演にいってきた

Gurf Morlixの横浜Thumbs Upの今回の来日公演の最終日にいってきました。 が、あと7時間で仕上げないといけないコードがあって、なにか書く余裕なし。記憶のほうもさっぱりです。すまぬ(以下は、あまり正確どころじゃないと思います)。

Gurf Morlix東京公演にいってきた

Gurf Morlixの東京公演を観に、新中野弁天へいってきました。