Little Feat「Little Feat」71年

ノリで、Little Featのデビュー盤「Little Feat」Warner 71年を聴く。自分にとって最上のアメリカンロックとは、という問いにはいままでのところオールタイムで、The Bandの最初の2枚、そしてLittle Featの最初の2枚となる。どっちかというとFeat。
このFeatの1枚目は、2・3枚目の熟成したような、いろんなものが交じり合ってひとつの音楽になる直前の、デビューしたてのバンドの「とりあえずできることはこれです」といった態度が、等身大で置いてあります。ニューオーリンズの黒人音楽とカントリーの混交までいかない生煮え状態。なお、Ry Cooder入り(2曲)。
Little Feat
こっから、都市フォーク/カントリーフォークと、コンフントが、さらに混じっていって80年代末から90年代のルーツロックになるような。Steve Earlあたりに代表されるような。いや適当な言説デス。

    • -

ああ、あとこの録音のストリングス邪魔とかいうひともいますが、そこのプロデュース感覚の浮き具合も自分には魅力のひとつです。なんつーか、バランス感覚というより、ぶつかり合いですわ。MOR的な含みがありつつも、はみ出しているという。