「青い車」

DVDプレイヤーがおかしくなったので、PS2をHDDレコーダーにつないで、今日返すTSUTAYAで借りたDVDを観る。
青い車」。メインの3人+田口トモロヲを配置した、書割のような風景。入り込めないが、この距離感が、この原作のベースにあるわけで、それはそれでいいや。ただこんな話ではない(余白が大きくそこは読者が補うしかない。決定的なことは起こらず仄めかしのみの20数ページ)わけで、そういう違和感はある。実写でよかった。
よしもとよしともを初めて読んだのは、「レッツゴー武芸帳」で、一人暮らしをしていたときに、近くにあった大学のSF研のたまり場のようなところで、オタクな後輩から激推されたからで。映画とアニメが好きなやつで、HUMAXにいったんだったな。どうしてるかな。当時は、バーズ・リバイバルも終わり、二ール・ヤングが世間的に帰ってきたころで、R.E.M.ソニック・ユースダイナソーJr.とピチカートのひとだった。「青い車」は、10年ちょっと前に、当時の会社のマンガ狂にコミックCueとか読まされてて、よしもとよしともが好きだとばれて、読まされた。もうそのころは、その物語や風景とは遠く離れたシステムエンジニアな30代なわけで、これにシンパシーを感じるようなのは嫌なオヤジだと思い、そのことを隠した振る舞いをしていたような。どうでもよいか。