Jim White「Wrong-Eyed Jesus!」97年
最近では、イサカのウィアードなSSWのJohnny Dowdとのコラボレーション作を昨年リリースした、フロリダのこれまたウィアードなSSW/プロサーファー、Jim Whiteのデビュー作「Wrong-Eyed Jesus!」Luaka Bop 97年をひさびさに聴く。当時はDavid ByrneのLuaka Bopリリースということで、けっこうな注目度だと思った。
本人のシンプルなアコギ/バンジョーとイコライズされたソフトな裏声に、ペダルスティール/スタンダップベース/シンプルな打楽器という編成*1。Victoria Williamsも1曲で参加*2。トラッド/フォーク寄りな曲想の佳曲に、枯れ系/ロウファイ的な雰囲気だが、わりと凝ったプロダクション。ピュアな狂気よりも、朴訥とした青年をスタジオに押し込めた窮屈さを感じてしまう。