Mitch Easter「Dynamico」07年

80年代米南部パワーポップシーンの大立者、Mitch Easterの新作が到着。初のソロ作なわけですが、初ってわけでもない録音が多いのもご存知のとおり。さっそく聴き倒してます。
Dynamico
だれだ、今度はバンドだといったやつは。当然のことながら、1曲でEric Marchallがドラム、1曲でShalini Chatterjeeがベース(5曲でコーラス)以外は、全面にわたり一人多重録音のバンドサウンド。しかもジャムってる感じ。
元来、一人多重録音のバンドサウンドのポップなんて、狂気の沙汰なわけです。そんなことせんでもバンドやりゃあいいんです。この録音の全面に溢れ出る、寒気がするような狂気を、なんと説明したらよいでしょうか。
長年やってきて、ギターがうまくなってきたせいか、サイケリヴァイバル的なギターソロとかけっこう聴かせてます。Let's Activeのころはない展開ですね。とおりいっぺんのポップなんてもんじゃないですよ。録音は一部、Drive-In,Winston-Salemデス。
傑作。
http://mitcheaster.com/

ついでに、興奮のあまり、ふだん履かないアクアブルーのハイカットのコンヴァースとかで会社にきましたよ。

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サクラメントでの新作ツアーの様子。