The New Year「The End Is Near」04年

Touch & Goから04年にリリースされた、元BedheadのKaden兄弟のその後のバンドの2枚目。バンド名から新年最初にもってこうようかと思ったが、やっぱり陰気すぎるかと思って、「終わりは近い」のほうの意味で。
枯れたフィードバックギターとアコギに、朴訥としたリズムと、呟くようなひ弱なヴォーカル。Bedheadと何が違うのかといわれてもよくわからない。アルバムタイトルと曲名以外のクレジットがまったくないので、他のメンバーが1枚目と同じかどうかはよくわからない。
フォークに流れないように聴こえるのは、彼ららしいギクシャクしたミニマルがかったリズムと、ギターをただ重ねた響きのせいか。しかし、ときどき挿まれる感動的なメロディに、激しい高揚を感じる。
これをロウファイ宅録ではなく、スタジオで5人で録っている(1枚目はSteve Albini録音)という姿に感じ入る。

End Is Near

End Is Near

追伸。彼らもヴェルヴェッツチルドレン認定。