今日観た動画 80年代のJoe Ely

70年代後半にソロ活動を開始したJoe Elyですが、80年代初期には英国や欧州をClashとともにツアーしたりして、独自なポジションを得ます。で、その時期のアイルランドでのステージのテレビ放送の動画がありました。音量が小さいのですが、これけっこう貴重だと思います。

曲はスタンダードなロックンロール「Oh Boy!」で、デビュー当時の国境付近なイメージからちょっと変わって、この時期のElyのとんがったロックンローラーのイメージに沿っています。7分と長いのは、テレビセッションっぽく4人のギタリストのソロを配置しているせいで、注目は、3人目のRosie Flores(当時30歳くらい?)とバンドのリードギタリストのDavid Grissom(一人目はPhillip Donnellyらしい)。いやあかっこいい。
もう一曲同じ番組、ElyのバンドにWilco Johnsonが加わったもの。

このセッションもGrissom圧勝って感じに聴こえますが、この時期のWilcoはやっぱり独特の凄みはありますね。

    • -

まあ、どちらかというとJoe Elyというと次の動画みたいなイメージだと思います。ソロ2枚目のButch Hancock曲。

    • -

で、85年あたりはシンセにジャストなドラムとまさに80年代型ロックンロールになってまして、ルーツロック命な人にとってはあっち行ってくれ、って感じでしょうけど、自分はけっこう好きですよ。当時のプロモヴィデオから。まあ、このせいでMCAからのリリースは90年の頭まで一時離れることになったのかもしれませんが。さすがにこの時期のは、CD再発もままなりませんね。超貴重です。

この頃の話は以下のページのインタビュー後半でも語ってます。本人自らもけっこう気に入って、Apple IIを全面に使っていた模様。
Joe Ely on LoneStarMusic.com

Live Shots (Reis)

Live Shots (Reis)