えーと

正月にaltカントリーについて、なんかまとめるべかなぁと思って、はや2週間。めんどくさくなってきました。
なので、マインドマップでも書くつもりで、要素など並べて眺めてみる。

90年代頭の主流カントリーの閉塞と、ポストハードコアの時期のインディーネットワークの全米への拡大(リリース網。主要都市だけじゃなくて田舎まで)と、グランジと、altカントリーのはじまり(リスナーの移動というか発生)。キーとなる録音は、Uncle Tuperoの1枚目とBloodshotの1枚目。カントリーシーン以外からのミュージシャン/または非ミュージシャンの流入(NYやLAあたりとか)とリリース>カントリーの別解釈。シカゴ。ローカルなシーン。
時代の転換としては、ナッシュヴィルの変化とそれに続く、97-99年の、altカントリーの狭い表現は飽きたと、宣言しているかのようなリリース。キーとなる録音は、Steve EarleとLucinda Williams(この二人はaltカントリーじゃない非主流な立場と思います)のあれらと、Ryan Adamsの最初のソロ(この転換は衝撃的でした。あ、でも2001年だな)。グラミーノミネート。とどめは、21世紀入ってからのBloodshotからのAlejandro Escovedoのあれ(=Bloodshotの決定的な変化、かなぁと思ってます)。新しいSSWの時代。altカントリーの形骸化。00年のあの映画以降のリヴァイバル趣味。最後は、Joe ElyとRodney Crowellのインディー落ちと、にもかかわらず傑作をリリース、ってとこに話がつながるように、まとまると面白いかなぁ。配給でこそDeccaだったかマイナーレーベルから出たCharlie Hadenのあれだって売れているという話ではないですか。

というか、まとまらんね。というか、正月実家に帰って、No Depression誌の当時のバックナンバーでも参考に眺めようと思ってたんだけど、捨てられてたよ、あはは(力ない。
まあ酒場話以上のものではないです。酒飲みながら話すとちょうどよいヨタ以外のなにものでも。

ジャンル分けというのは、自分の好きな音楽をスポイルする、という効果しかないな、と20年ほど前に思いました。
まるでイデオロギーのようにそれはひとりでに動きだし、それにマッチしない音楽を、切り捨てていくのです(こわいのは自分が切り捨てていくということです)。ジャズ好きが「これはジャズだろうか」と評価の最初にまず思うような、そういうようなこととは、無縁でありたいものです*1

ジャンル分けは、他人とコミュニケーションをとるには、とっても有効で重要だと思います。また、録音を探すのに、とっても便利で重要です。なので、他人に伝えるために、または他人に教えてもらうために、日記とかには使います。
でも、そこに効能を限定しておかないといけないな、と常に気をつけてます(ほんとか)。

関係ないけど、ジャズ、フォーク、カントリー、ロック、ブルースとソウル、クラッシック、アヴァンギャルド、それと年代だけが、自分のCD棚にあるラベルです*2。ほんとは地域(都市かエリアレベル)もいれたい、ですけどね。


宣言どおりまとまらない。間違ってても気にしない。

*1:とはいえ、それが麻薬的に楽しいということも知っています。自分はパワーポップというイデオロギーに嵌っているという一面をすごく楽しんでます

*2:テクノは、ロックとジャズとソウルとアヴァンギャルドに分散してます。レゲエは、ブルースとソウルおよびロックに分散してます