Heymaker!雑感
The Gourdsの新作、あんま聴いてなかったなぁと、残業しながら(たぶん徹夜)、オフィスで流していると、これはよいなぁ、と。
いつもと変わらぬ(数年前までは、いつもと変わらぬナイスなおっさんという感じだったけど)、っていうんじゃなくて、例えば前世紀末あたりが一番好きな録音なんだけど、それとはちょっと違う感覚がある*1。あるけど、それが好きな方向にぐいぐい出てきた感じで。
なんというか、Camper Van BeethovenとCrackerといういかにもアメリカの学生って感じのバンドが、自分は大変好きなんですけど、もしジャンル分けすると、同じジャンルだな、とか思うくらい。この感覚は、たぶんだれとも共有できないですけど。
前世紀末のあたりの録音の印象は、もう田舎のぶちゃむくれなおっさんですよ。それがなんか学生みたいな感触になってる。若返ってる。Kevin Russellの近所感覚みたいなもんが、ちょっと広いとこ出たみたいな感じになってる。
変化というか、前作で膝を曲げて、今回のばしたかのような。どんどん広がっている。そんなことを思いながら、3回目をいま聴いてます。[6]なんかも昔の面影があって大好きなんだけど、自分がとっても好きなのは[9]。ここから[10]の田舎グルーヴというのは、ほんと堪えられない。で、スキップし始める[11]だろ。まいるなぁ。このあとからの怒濤の流れの果てに、あの最後ってのも最高。
こんな音楽を聴きながら、発泡酒あおって(仕事中です)、コンソール叩いてるのは本当に、すてきな生活。
- アーティスト: Gourds
- 出版社/メーカー: Yep Roc Records
- 発売日: 2009/01/06
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
こうね、生活を全肯定するような音楽は大事にしないといけませんよ。皮肉なんて、腹にはたまらんのです*2。