Charles Lloyd「Soundtrack」69年と「In The Soviet Union」67年の2枚のライヴ録音のカップリングCDを聴く。2in1ゆえに「Soundtrack」からは1曲落ちてます。オリジナルは知らないので、特に気にはならない。音質悪い。
2枚ともメンバーは、ロイド(ts/fl)、キース・ジャレット(p)、ロン・マクルーア(b)、ジャック・デジョネット(ds)の当時のレギュラー・カルテット。
モンキーズのようなお気楽な演奏〜フリーへみたいなクロスオーヴァー加減は、ロック的。マクルーアのシンプルなブルース寄りのベースや、デジョネットの爆発的なドラム、キースのポップさに、ロイドのコルトレーン的なテナーと独特なフルート。
Soundtrack / In the Soviet Union

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本気で素晴らしい。特に67年のソ連のほう。いびつなジャズっぽいテーマから、カルテット全員が全力疾走となる5曲目。ロイドのテナーとそれに対するグループの発狂ぶりがすごい。呆然。5回くらい「え、どうなんのこれ」という瞬間があって、ジャズの鑑的好演。