で、坪口「Andorograffiti」を聴く。TZB的というか「Mr. Gone」的というか。前作に比べると直線的な部分は少なくて、特にパーカッションとエレクトロノイズが渾然となっていくような様は面白い。キーボード、特にエレピが敢然と主役。それ以外はリズム。
さて、サウンドはそんな按配だが、主役のエレピがそんなに面白くないのがちょっとあれか。場に嵌るように弾いてるような感じもするかも。
んじゃ、つまらんのかといえば、70年代のジャズのヘンテコな方向に期待してた向きには、わりとマッチしてるかも。かも、というか、それ自分。
ANDROGRAFFITI

        • -

ジャム主義なひとには是非。編集はもちろんされてるわけだが、優秀なミュージシャンによる同時並列な即興的な進行は、予想もつかない楽しさあり。5分前の状態からこうなるんか、みたいな。