Minus 5「Down With Wilco」2002年

Minus 5をまたぞろ聴き返している。つぶやくようなハスキーがかったスコット・マッコーイの声で歌われる、あまりに甘く美しく儚いメロディ。しかし、60年代と違うのは端々に歪んだギターやノイズが、まるでカーテンの陰の浮遊霊のごとく、ちらちらとこちらを伺っているような様。これは毒で、しかもそれとわかりにくいタイプのやつだ。
Down With Wilco