Mike Coykendall「hello hello hello」05年

ポートランド(最初はサンフランシスコだった)のOld Joe Clarksの中心人物(というか彼自身か)のMike Coykendallのソロ作「hello hello hello」05年 Open Mindを聴く。カンサス出身の63年生まれ。M-Wardの最新作にも参加してますね。
わずかなゲスト(妻のクラリネットや、Tin Hat Trio関連)を除いて、彼自身のアコースティック/エレクトリックギター、オルガン、ピアノ、ハーモニカの多重録音による、陰のあるフォーク・ソング。曲によって声に多様なイコライジング処理を施し、ルーリードのように呟いたり、ピンクフロイドのようだったり、後期Souled Americanのようだったり。シンプルだが、ゴシックな雰囲気が漂う、内省的な音楽。何曲かで聴かれる、それと対照的な田舎町のお祭りのようなハレな部分が、逆にその明かりの影を強調しているかのような。
Hello Hello Hello
Mike Coykendall公式(音が出ます→)http://www.mikecoykendall.com/