別に有名なグループの有名な録音を聴かないわけじゃない。サンフランシスコのOranger「Shutdown the Sun/From the Ashes Of Electric Elvis」03年Jackpine SOcial Clubを聴く。しかし、サイケポップってよくわからないラベルだ。これでサイケなら、Wilcoはいったい…
まあ、とにかくパワーポップはこうして生き残っている、ということしか。もう連中には自然なんだろうな。それはそれとして、悪くない。
ビートル的な声とコーラス、仕掛けはあるがナッシュヴィル全盛期のマニエリスム的といった過剰な感じに比べるとよほどシンプルな70年代的といってもいいようなバンドサウンドのアレンジで、ストレートによいメロディを歌う(録音のデッドさは90年代パワーポップからの遺産だ)。
で、レア曲集の「From the Ashes Of Electric Elvis」とカップリングなわけです。こっちは、ソフトロックからビーチボーイズ、ファンクといろいろ34曲もつめこんでます。この量に痺れる。ポップをやるひとが量出してくると、自分興奮するタイプなんです。
Shutdown the Sun