Bricks「A Microphone And A Box Of Dirt」92年

SuperchunkMac McCaughanとTsunamiのAndrew Websterの2名の4トラ・カセット宅録ロウファイなフォーク・ロック・プロジェクトBricksの88年から90年の録音のコンピCD「A Microphone And A Box Of Dirt」Merge 92年を聴く。
Microphone & A Box of Dirt
要は、もうひとつのFolk Implosionということです。エレキギターと、アコギと、大声での合唱と、そこらへんのものを叩いてるだけの録音。Folk Implosionはリズムにもう少しアディクトしてる。そこが違う。曲は、さすがにこの面子だけに甲乙つけがたい。こっちのが切ない系ですね。
アンプラグドみたいな遊びじゃない。ロウファイとカセットテープこそが、90年代のミュージシャンの衝動をリスナーにダイレクトにぶつける表現なんですよ。インスタントという意味では、80年代マニアにも受けはいいはずだ(はず?)。DIY信者かって?うん、そう。

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時代はちょっと違いますが(こっちは94年くらい)、やっぱりこれと2枚あわせて名盤だと思います。で、これがSebadoh「Harmacy」のわずか2年前なわけで、目が回る目が回る目が回る。
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