Tom House「'Till You've Seen Mine」99年

90年代後半から録音を発表している、カントリー領域のSSW、Tom House(ナッシュヴィルのひとでいいんかなぁ)の3枚目「'Till You've Seen Mine」Catamount 99年をひっぱりだして聴く。ああ、こないだ安かったから注文したのは、最近作じゃなくて01年のリイシューだったようだ。訂正しておこうっと。
'til You've Seen Mine
全面、マンドリンにジャグやフィドルも交えた伝統的なブルーグラスとカントリー・フォーク、ホンキートンク的演奏。でも、曲は深いメランコリーを湛え、たとえばPaul Burch的な雰囲気もある(声はBurchほどによくはないが、カントリー的なファルセットな歌い方で味わいはある)。他の録音を聴いたことはないけど、たぶんこんな感じのひとなんだろう。
[11]あたりのエレキも入ったカントリーブルース的な曲もよい。
Sam Bush、Paul Neihaus、Pat McLaughlinといった名前も見える面子に、ちょろっとDavid Olneyもコーラスで参加。
さてと。映画「Oh Brother」以降のここいらの新伝承的な流れも嫌いじゃない。嫌いじゃないが、好きになるかどうかは、結局は曲とシンガー次第ってことですかね。ゴスペル寄りは個人的には何回も聴けないとこがあります。
でも、こういうシンプルなフォークサウンドと、現代的な楽曲の組み合わせは、大変好きなとこでありマス。