Ellis Paul「Stories」95年

80年代末からリリースを始めた米国東部の都市フォーク領域のSSW、Ellis Paulの、もうすでに初期作品集といっていいでしょうか、「Stories」95年を聴く。Rounder傘下のPhiloから。いまじゃもう、ニューフォーク、とは呼ばないのかな。
Stories
Matthew Sweet的な甘い声(いや甘辛いか)に、ちょっと英国トラッドな雰囲気もある素朴なジャングリーなサウンドだが、ときおり挟み込まれる重々しいドラマを感じる数曲。基本的には、本人のアコギにハープ、エレキギター/マンドリン、ドラム、ベースで何曲かに弦。3曲でPatti Griffinが、2曲*1でMartin Sextonが参加。
The StoryのJennifer KimballとJonatha Brookeがそれぞれ別な曲で参加したりもしてますし、共同プロデュースとサウンドの中核は、同じくDuke Levineのようです。録音時期からみて、解散前後くらい、でしょうかね。

*1:うち1曲はGriffin参加曲