Holy Ranger and The Blues Riders「The Holy Ranger's Free Hand」91年

ミルウォーキー/ウィスコンシン界隈のやや色物がかった(というかこの界隈は色物が多いような気がしますが)Holy Ranger(a.k.a. Martin Jack Rosenblum)(vo,g,harp)のたぶん最初の録音「The Holy Ranger's Free Hand」Flying Fish 91年を聴く。
Free Hand
このときのバックバンドThe Blues Ridersの面子は、作曲のパートナーでもあるJim Eannelli(b)、Violent Femmesの*1Victor de Lorenzo(ds)、E-I-E-I-O/Semi-Twang/MilwaukeeansのMike Hoffman(g,slide)*2という編成で、FemmesのBrian Ritchie(b)とかも参加。
曲のほうは、ノヴェルティな手触りの(ノヴェルティの条件のひとつにサウンドは本格的ってのがありますが、このひとたちはまあある意味ホンモノですから)ブルーグラスからウェスタンめいたカントリー、フォーク、スワンプ、スポークンワードで、得体の知れないHoly Rangerが彼のメッセージ(ハーレー・ダヴィッドソン教?)を語りかけてくるという体裁。曲名に地名も織り込んで、ローカルな雰囲気いっぱいですが、曲はなかなか聴かせます(スポークンワードは除く)。
ま、特にすばらしいってもんでもないですけど、ミルウォーキー界隈のバンドの名前書きたかっただけちゃうんかと。

*1:当時は在籍中

*2:いつも思うのですがBoDeans/Violent FemmesのGuy Hoffmanと関連あるんかな