Trio Of Doom

「買ってはいけなーい」の心の叫びにも関わらず、ユニオンの新入荷メルマガにほだされて、御茶ノ水ユニオンのジャズ館で、Trio Of Doomの録音を買ってしまう。
TRIO OF DOOM
なんと例のハバナ・ジャムの一部としてリリースされた(わりと残念な)録音は、ライヴレコーディングではなく、事後のニューヨークのスタジオ録音を処理してあるもので、この盤が正真のライヴ時の音源(つまり未発表音源)だというではないですか。しかもこのライヴ時はJaco最悪で他の2名が不満たらたらだったため、とかいう。
で、Lifetime的なMcLaughlin曲の2曲目(1曲目はTony Williamsのソロ)を聴いてみるとそうでもない(確かにJacoは時々弾くのをやめてるような感じではあるけど)のだが。3曲目はいかにもJacoな感じで、しかもフェスの雰囲気に流されてだらだらとした大味なジャムで(かなり)いまひとつなものでしたが。V.S.O.P.とかでもやってる(いかにもドラマー曲っぽい)大仕掛けなWilliamsのジャズロック曲の4曲目もなんか噛み合ってない。ラスト5曲目(McLaughlin曲)も締まらず。
編集してないスタジオ録音のほうも収録されているが、こっちのほうが遥かによいですね。ハバナジャムの盤よりも音質もはるかによい。
自分が学生のころに、来日してJacoに渡辺香津美という面子でのライヴがあって(他は忘れた。ドラムとキーボードだったと思うけど)、FMでエアチェックしたのをよく聴いてたけど、ジャムの駄目なとこだらけの酷いしろものだったのを思い出したりした。